「ラブアクチュアリー」東京都たけこさん
こちらの映画は約10年前の作品ですが、年に一度は観たくなる映画です。
Xmasから遡って4週間前から物語は始まります。場所はイギリスのロンドンが舞台。
ヒースロー空港のシーンから始まり、様々な人間関係の愛の模様を描いたオムニバス映画です。
イギリス大統領の恋、義理の親子愛、兄弟愛や職場恋愛。
ちょっとした禁断の恋も。。
そうした中とても印象的なのは冒頭で始まる教会での結婚式のシーンです。
若いカップルが友人達に見守られながら結婚式を上げるのですが、この友人達もまたそれぞれのオムニバスの主役なのです。
滞りなく結婚式は進行したように思えますが友人達のサプライズにより、参列者達が各々楽器を吹き始め演奏会が始まります。
この時流れた曲ビートルズの「All need is love」はとても素敵で忘れられません。
日本の教会で行われる結婚式は静かに淡々とした物が多い中、こんなに賑わって温かみがあり大切な友人達に祝ってもらえるのはとても幸福な事だなと思いました。
このオムニバスの中には再婚して結婚した妻に先立たれた夫の話もあります。
愛する妻が亡くなり絶望の中に遺されたのは妻が産んだ連れ子の息子。。
彼との関係をどう築いていくか苦悩する父親ですが当の息子は好きな女の子の事で悩める日々。
そんな息子の恋を応援しながら少しづつ2人の距離は縮まっていきます。
彼の好きな女の子がアメリカに引っ越してしまう当日、告白をする為に2人で空港に侵入し警備員に追いかけられながらも無事に想いを伝えられた時2人は本当の親子のようでした。
結婚をしたら必ずしも幸せになるとは限らないと思います。
自分達の結婚によって悲しむ人がいるかもしれない、相手がいつまでも健康でいるとは限らない、ずっと自分だけを見ていてくれるとも限らない。。
それでもそれらはこの先に待っているより良い人生のための試練なのかもしれない。
1度位結婚を経験し、自分とは全く異なった人間と生活する事は自分自身にとってとても成長出来ることなのだろうと思えた作品でした。
是非Xmas前に見ていただきたい作品です。■■■■■☆■■■■■☆■■■■■☆■■■■■☆■■■■■☆■■■■■☆■■■■■☆■■■■■☆
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