「はじまりのうた」
キーラ・ナイトレイ演じるシンガーソングライターと、マーク・ラファロが演じる落ちぶれた音楽プロデューサーの、夢あり、人生あり、切ない恋がありながらも本当の愛が見つかる、ハートフルな映画です。
運命のいたずらと思いがけぬ出逢いが、それぞれを思わぬ方向へ導きますが、様々な形で刺激し合い、挫折しながらも助け合い、観ている私たちにも自分と向き合う勇気を与えてくれます。
キーラ演じるグレタと、マーク演じるダンが、イヤホンジャックを二股にしてお互いのプレイリストを聴き合いながら夜のNYを歩き回るシーンは、夢見心地な描写も美しく、観る者のココロをキュンとさせてくれます。
それぞれが忘れかけていた、様々な愛の形。
誰もが一人では輝けず、誰かの支えと信頼が必要であること。
そんな当たり前のことを思い出させてくれる愛の詰まった作品で結婚したくなります。
クスッと笑ってしまうシーンから、胸をギュッと締め付けられるようなほろ苦いシーンまで、登場人物の繊細なココロの動きを表現した描写が光ります。
細部にまでこだわりが感じられる映像美、キャストの素晴らしい歌声と演奏が光る音楽、個性的で演技力抜群のキャストたち、どれをとっても見応え抜群。すぐそばの人に愛を伝えたくなること、必至の映画です。
キーラ・ナイトレイの恋人役デイブとして出演している、マルーン5のアダム・レビーンは本作でスクリーンデビューを果たしており、挿入歌ともなっている曲で披露している歌声は必見です。
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