・ブライダルフェアとは
ブライダルフェアとは、結婚式場やホテルやレストランなどが結婚予定のカップルに対して行うイベントのことです。会場の装飾やテーブルセッティングの展示だけではなく、引出物や引菓子などの展示もあります。更にウェディングドレスの試着や料理の試食に加え、模擬挙式などを体験することもできるので、実際の挙式や披露宴をイメージしやすい内容になっています。ウェディングプランナーに結婚式の内容を相談できる時間をもうけられていることも多くその場で会場の予約ができる場合もあります。
・ウェディングプランナーとは
ウェディングプランナーとは、結婚を予定しているカップルが理想とする結婚式を挙げるために、サポートしコーディネートする職種のことです。「ブライダルプランナー」や「ブライダルコーディネーター」や「ブライダルプロデューサー」とも呼ばれています。その仕事内容は多岐に渡っており、会場の手配からペーパーアイテム、会場装飾、料理、衣装、ヘアセット、引出物、写真や金銭的なことまで結婚式に関わる全てのことをトータルでプランニングし担当しています。ウエディングプランナーはホテルに所属する場合やウエディングプランニングを専門としている企業に所属している場合があります。
・キリスト教式挙式とは
キリスト教式挙式とは、新郎新婦が神に結婚を誓い、愛の証として指を交換し合う挙式のことです。キリスト教は大きく分けてカトリックとプロテスタントの２宗派があります。カトリックの場合はカップルの両方もしくはどちらかが信者でなければ式を挙げることができませんが、プロテスタントの場合はクリスチャンでないカップルでもホテルや結婚式場に併設されているチャペルがあれば、キリスト教式挙式を挙げることができます。キリスト教式挙式を行う際には事前に教会で数回の結婚講座を受けなければならない場合もあります。カトリックの場合の司祭は神父でプロテスタントの場合は牧師ですが、ホテルや結婚式場でキリスト教式挙式を行う場合には聖職者ではない者が代わりに行うこともあります。
・神前式挙式とは
神前式挙式とは、神様の前で新郎新婦が夫婦になることを誓う挙式のことです。
式の進行は
入場→1.修跋の儀（しゅうばつのぎ）→2.斎主一拝（さいしゅいっぱい）→3.祝詞奏上（のりとそうじょう）→4.三献の儀（さんこんのぎ）→5.神楽奉納（かぐらほうのう）→6.誓詞奏上（せいしそうじょう）→7.指輪交換の儀→8.玉串奉奠（たまぐしほうてん）→9.親族盃の儀（しんぞくはいのぎ）→10.斎主一拝（さいしゅいっぱい）→退場
という流れで行われます。
神前式挙式の由来は意外と新しく、明治33年に後の大正天皇となる皇太子が神前式挙式を執り行ったことが始まりで、その形式はキリスト教式挙式を参考にしています。本格的な神前式挙式は神社で行われますが、ホテルや結婚式場でも行うことができます。
・人前式挙式とは
人前式挙式とは、神仏や宗教に関係なく両親や親族や友人などの挙式に参列している人たちが立会人となり新郎新婦が結婚を誓う挙式のことです。衣裳や場所や宣誓文の内容などの全てを自由にプランニングすることができるますが中でも参列者全員がサインをした「結婚証明書」を手渡す演出は、証明書が新郎新婦の思い出の品となるため人気を集めています。形式にこだわりがなく誓約書やリングピローを準備するだけで済むので挙式にかかる費用を抑えることができるのも魅力のひとつです。
・海外ウェディングとは
海外ウェディングとは海外のリゾート地などで家族やごく親しい友人などを招待して少人数で挙式を行うことです。本物の教会で式を挙げる場合もあればホテルや結婚式専用のチャペルで挙げる場合もあります。海外ウェディングでは、キリスト教徒でなくても結婚祝福式という式を説法を受けずに教会で挙げることができます。一般的に海外ウェディングは国内の会場で挙式や披露宴を行う場合と比べて安価であると言われていますが、招待するゲストの人数やかかる費用のどこまでを新郎新婦の負担にするかによってはあまり変わらない場合もあります。
・ホテルウェディングとは
ホテルウェディングとは、ホテルで行われる挙式や披露宴を指します。ホテルウェディングの一番の魅力は設備が充実していることです。控室やラウンジがあるので早めに会場に着いたゲストもゆったりとくつろぐことができます。また、駐車場が完備されていて宿泊の手配が必要な遠方からのゲストにも安心して対応することができます。
おもてなしのプロであるホテルのスタッフのホスピタリティあふれるサービスはホテルウェディングならではです。結婚式場の設備も充実しているので、教会式挙式、神前式挙式、人前式挙式など新郎新婦の様々な希望に対応することができます。結婚記念日の無料宿泊や食事優待券のサービスなどのアフターサービスが用意されていることもあります。
レストランウェディングとは
レストランウエディングとは、通常はレストランとして営業している店で結婚式を行うことです。基本的に店側は料理と場所とサービスを提供するだけなので、形式にとらわれることなく自分たちだけのオリジナリティあふれるアットホームな結婚式を行うことができます。最近では結婚式を意識したつくりになっている店も多くチャペルを併設していたり広い中庭があったりする場合もあります。
・ハウスウェディングとは
ハウスウェディングとは、欧米式の邸宅や一軒家のレストランなどを貸し切って挙式やパーティーを行うことで、ゲストハウスウェディングとも呼ばれます。会場は広さや設備などそれぞれに異なった特色を持っているため、ゲストの人数や新郎新婦が希望する演出によって選ぶことができます。貸し切りで他の結婚式の人と会うことがないので、時間に追われることなくゆったりとしたアットホームな雰囲気で挙式やパーティーを楽しむことができます。
・ガーデンウェディングとは
ガーデンウェディングとは、屋外で行う欧米式の結婚式や披露宴のことです。暖かい日差しの中美しい緑や花々に囲まれて行われる式は明るく開放感にみちあふれています。しかし、ガーデンウェディングを無事に行えるかどうかは天候に左右されてしまうので、念のため屋内の会場も用意する必要があります。また、真夏や真冬には向かないスタイルです。
・リゾートウェディングとは
リゾートウェディングとは、リゾート地で行われる挙式や披露宴のことです。国内では沖縄や軽井沢、海外ではハワイやグアムが人気がありますが、日帰りから数日間ゆっくり滞在するものまでそのスタイルは様々です。都会の喧騒を離れ、広大な大自然や青い海を満喫しながら自由にゆったりとした形式で行うので、ゲストも存分にリゾート気分を楽しむことができます。
・見積書とは
見積書とは、挙式や披露宴を行う際にかかるお金の明細書で、衣裳、料理、飲物、演出、控室料などの項目に分かれています。見積書は大きく分けて3回もらうことになります。１回目はウェディングフェアなどで会場の比較検討をする際に大まかな条件を提示した上で出されるもの。2回目は会場を決定する際に具体的な条件を掲げた上で出されるもの。3回目は会場が決定した後にゲストの人数や希望する演出やアイテムなどを盛り込んだ上で予算と照らし合わせながら調整していき最終的な金額に近いものになります。見積を読み込む際には、「ゲストの数によって金額が変わる項目」、「衣裳や料理や演出などのランクによって金額が変わる項目」、「追加することで金額が変わるアイテムの有無」の3つに重点を置いて見ていくと分かりやすいです。
・ご祝儀とは
ご祝儀とは、本来はお祝いの儀式を指していう言葉ですが、結婚式などで使用する場合には、お祝いの気持ちを込めて贈る金品を指して言います。一般的に慶事では水引が「蝶結び」のご祝儀袋を用います。しかし、蝶結びはほどけてしまうため、結婚式で用いるのは相応しくありません。そのため、結婚式のご祝儀袋は水引が紅白か金銀で「結び切り」というものを用います。中に入れる現金は、新郎新婦の新しいスタートにふさわしく新札を用意します。また、割り切れる金額は縁起が悪いため奇数額にします。偶数学になってしまう場合には、五千円札を混ぜてお札が奇数枚数になるようにします。
・スマ婚とは
スマ婚とは、高額な結婚式の費用の余分なマージンを省いたことにより低予算化が実現した株式会社メイションが提案する結婚式の新しいブランドです。従来の結婚式では全族指定業者（衣裳、引出物など）が決まっていて業者間同士の価格競争が行われませんでしたが、スマ婚ではそういった概念を取り除き業者を自由に選択できます。また、株式会社メイションは自社の式場を所有していないため建設費や維持費などのコストの必要がないことも安さの秘密。スマ婚のスマは費用がスマートという意味です。挙式前に予めプロデュース料の16.8万円を支払っておけば、残りは参列者のご祝儀で賄えるという仕組みです。スマ婚では全国100件以上の結婚式場から選択することができ、申し込みも最短で１ヶ月前までで大丈夫なので突然のおめでた婚にも対応することができます。
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・結婚とは
結婚とは、他人だった男女が夫婦になること、若しくは、社会的に承認された継続的な共同体を作ることを目的とする契約のことをいいます。民法上では結婚することを“婚姻”と呼びます。婚姻すると夫婦の戸籍が新しく作られ、同じ氏を名乗ることになります。民法でも規定されているように、夫婦は互いに助け合って生活する必要があり、同居や貞操の義務もあります。そのため、長期間にわたっての別居や配偶者の不貞行為があった場合には離婚の訴訟を起こすことができます。未成年で結婚した人は、親から独立した生活をおくるために成年とみなされます（成年擬制）。この場合、配偶者との死別や離婚によって満20歳未満で婚姻を解消しても未成年に戻ることはありません。婚姻中に夫婦で築いた財産は二人の共有財産になりますが、婚姻前にお互いが持っていた貯蓄（借金）は婚姻後もそれぞれのものとみなされます。男女が住居及び生計を共にし、事実上婚姻状態になっていることを事実婚（内縁）と呼びます。
・法的に結婚できる条件とは
男女が結婚するためには、次の条件を満たしている必要があります。
1.男子は満18歳以上、女子は満16歳以上であること
2.未成年者が婚姻する場合には父母のどちらかの同意が必要
3.重婚でないこと
4.女性が再婚する場合、前婚の解消または取り消しの日から6ヶ月を経過していなければならない
5.近親者でないこと（直系血族、または三親等以内の傍系血族では結婚できません）
6.養親子関係ではないこと
・国際結婚とは
国際結婚とは、異なった出身国の者同士が結婚することです。国際結婚は、結婚する男女双方の国での婚姻手続が必要です。国際結婚する際に必ず必要となる書類に結婚要件具備証明書という書類があります。この書類は独身であり結婚することができる条件を備えていることを証明する公的文書です。日本では、管轄の地方法務局に戸籍謄本と申請書を提出すれば発行してもらえます。一部の中東諸国の人と結婚する場合を除いて、外国人と結婚することで日本国籍を失うことはありません。しかし、日本では二重国籍が認められていないため相手国の国籍を取得する場合には日本国籍を放棄しなくてはなりません。生まれた子供の国籍は、出生した国の国籍を得る場合と民族の国籍を得る場合に分かれます。父親または母親が日本人である場合、その子供は日本国籍を取得する権利を有します。その場合、22歳までに国籍を選択する必要があります。
・グリーンカードとは
グリーンカードとは、外国籍の人が米国に永住できる権利のことです（10年毎の更新制）。グリーンカードを取得すれば期限の制限がなく米国へ自由に出入国することができます。職業も自由に就くことができる（一部の公的な職業を除く）ため参政権がないことを除けば米国民とほぼ変わらない生活を送ることができます。1940年代当初のカードの色が緑色であったことから、グリーンカードと呼ばれるようになりました。米国市民である配偶者や家族、若しくは、雇用先がスポンサーとなり申請することで取得する方法や、米国に規定の額以上の投資をすることで取得する方法があります。その他には抽選によってグリーンカードを取得する方法があります。米国では移民のバランスの不均衡を解消するために、移民が比較的少ない国を対象として抽選で永住権を与えるDV（DiversityVisa）プログラムを1991年に開始しました。年に一度限られた期間に募集が行われて、移民率が低い国からの応募者へ多く分配される仕組みです。
・永住権とは
永住権とは、外国人がその国の国籍を所持していなくとも永住することができる権利のことです。国によって永住権を持つ人を永住者と呼びます。与えられる権利がその国の国民と同じ場合もあれば、特定の制限を設けられている場合もあります。永住権を取得する方法は大きく分けて5つあります。
１．既に市民権を持つ家族がスポンサーとなって取得
2．雇用主がスポンサーとなって取得
3．抽選永住権プログラムによって取得（アメリカのみ）
4．申請者の才能などを評価することで取得
5．国に投資を行うことで取得
・離婚とは
離婚とは、法律上婚姻関係にある夫婦が、将来に向かって婚姻関係を解消することです。婚姻することで氏が変わっている場合は原則として婚姻前の氏に戻りますが、裁判所に届け出ることで婚姻中と同じ氏を名乗ることができます。離婚は以下の4つの種類に分かれます。
１．協議離婚…夫婦で話し合い、合意のもとで離婚を成立させること
2．調停離婚…夫婦間の話し合いだけでは離婚が成立しないため、家庭裁判所に仲裁してもらった上で離婚を成立させること
3．裁判離婚…調停での離婚が困難であるが家庭裁判所が離婚をした方が良いと審判し、離婚を成立させること。この場合、2週間以内に審判への異議を申し立てれば効力はなくなります。
4．裁判離婚…家庭裁判所では離婚の調停が成立しなかった場合に夫婦のどちらかが地方裁判所に訴訟を起こし、その判決によって離婚成立させること
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・婚約とは
婚約とは、男女が結婚の約束をすることです。当人同士の口約束でも婚約していると言えますが、正式には公に発表することで婚約が成立します。お互いの両親に結婚の意思があることを報告し、了承を得た後に婚約という形が一般的です。そのスタイルは様々で、代表的な婚約の方法は日本で古来から行われてきた結納ですが、婚約式や婚約パーティといった方法も身近なものになってきています。婚約式は、欧米で日本の結納にあたる儀式です。もとはキリスト教徒が神と会衆の前で婚約の意思を誓う儀式でしたが、最近では結婚式に併せて簡単な婚約式を行える式場も増えてきています。婚約パーティは、欧米では一般的な方法で、家族や親族や親しい友人などを招いて婚約を発表する方法です。それ以外には、婚約指輪やスーツなどを婚約記念品として交換するだけで済ませたり、婚約通知状を郵送して済ませるという簡単な方法もあります。
・結納とは
結納とは、婚姻により新郎新婦の両家が親族となることを祝って金品を贈りあう儀式のことです。その様式は小笠原流、伊勢流などの礼法によって体系化されてはいるものの、地域や家系によって様々な手順で行われ、結納を行うことで婚約が公のものとなります。結納の起源は仁徳天皇の時代まで遡ります。日本書紀には、仁徳天皇の皇太子が婚姻の際に、妃の家に納采というものを贈られたことが記載されており、「納采の儀」という宮中儀礼として受け継がれています。結納を行う時期としては挙式の3ヶ月～半年前が一般的で、大安、友引、先勝の午前中から午後3時までの早目の時間に行うのが良いとされています。参加者は新郎新婦とその両親の6名、若しくは仲人を加えた8名です。結納は一般的には女性の自宅で行われますが、現代では料亭やホテルなどで行う人も増えています。
・婚約指輪とは
婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれ、結納の際に婚約をしたカップルの男性から女性へ贈られる指輪のことを。いいます。プロポーズをする時に贈られることも多く、ダイヤモンドなどの宝石があしらわれたものが主流。婚約指輪の歴史は古く、古代ローマ人が約束の履行を誓約するものとして強さの象徴である鉄の指輪を用いたことに始まります。世界で最初の婚約指輪は15世紀にハプスブルグ家の王子であるマクシミリアン大公がブルゴーニュの公女マリーと婚約した際に贈った指輪です。Mとかたどられたその指輪は、マクシミリアン、マリア、聖母マリアを表していると言われています。
日本で婚約指輪が普及し始めたのは1960年代で、当時は誕生石や真珠をあしらった指輪が主流でした。現代のようにダイヤモンドの婚約指輪が普及したきっかけは1970年代にデ・ビアスが流した「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というCMでした。天然で最も硬い物質とされているダイヤモンドは男女の固い絆と永遠の愛を、澄んだ無色透明の色は純粋無垢な気持ちの象徴とされています。
・顔合わせとは
顔合わせとは、両家の両親（家族）を引き合わせ、紹介し、婚約の意思を確認する婚礼行事のひとつです。両家の家族が正式に顔を合わせ、親睦を深めることを目的としており、開催日時や場所は両家でよく話し合って決める必要があります。一般的には、料亭やホテルやレストランなどで会食を交えながら行われます。簡略化した結納として行われることも多く、婚約指輪を贈ったり記念品を交換することもあります。
・結納品セットとは
結納品セットは、結納式に必要な品が予算や形式や結納式を行う場所などに合わせてセットになっている商品のことで、デパートやインターネットで購入することができます。結納品は贈る相手の出身地によって形式が異なります。大きく「関東式」（北海道、東北、甲信越、関東、沖縄）、「関西式」（近畿、東海、北陸、中国、四国）、「九州式」の3つの形式がありますが、地域を問わない「略式」もあります。全国で共通している結納品は、熨斗、末広、結納金 柳樽料、松魚料、高砂です。かつては地方が同じ者同士での結婚が多かったため結納の内容に違いがあっても問題はありませんでした。しかし、近年では地方が違う者同士での結婚は珍しくないことから両家で結納式の内容を調整する必要が生じて戸惑うことも多いようです。新郎側に合わせるのが一般的ではありますが、どういった内容の結納にするかを両家で話し合って決めるのがベストです。
・結納金とは
結納金とは、結納の際に男性側から女性側に贈られる現金のことを指します。現代では嫁ぐ際の支度金という意味合いが強いのですが、昔は花嫁衣裳として着物や反物などを現物で贈っていた名残りで、目録には「小袖料」とか「御帯料」と書きます。金額は50万円や100万円といった端数のないきりのよいものが一般的です。お金は新札で男性側の両親と男性自身のどちらが用意しても良いとされています。100万円の場合、女性側がお金を数える手間が省けるので、付いている帯封を外さない方が良いでしょう。女性側からは結納金のお返しに、時計やスーツなどの品物や現金を「結納返し」として男性側に贈ります。
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